動物病院のための経営支援ブログ

動物病院経営ブログ 動物病院経営コンサルタント 

組織の成立に必要な3つの条件

組織をより強固に成功に導くためには
3つの条件が必要です。
それは、

1共通のミッション
2コミュニケーション
3協同意欲
になります。

組織の礎となる「共通ミッションは
“経営理念”“ビジョン”が共通の目的に当たります。

ミッションが浸透していることは、
強い組織を作るうえで非常に重要な条件です。

さらに1つの組織の中でも、
獣医部門、看護師部門、管理部門等の役割、
また、獣医事業、健康診断事業、フード事業等のサービスに応じて、
その組織の「共通目的」は変わってきます。
各組織の長でありリーダーが
共通の目的を示せていなければ、
その組織は強い組織にはなり得ません。

次に組織における
「コミュニケーション」は、

植物の成長のようなものです。

栄養が滞ると、すぐに体調不良をきたし
障害が生じるように、
スタッフ同士が円滑なコミュニケーションを図れないと、

組織にはさまざまな問題が生じます。
常にコミュニケーションを図らないと大きな幹には育ちません。

また、コミュニケーションが円滑ではない状態で、
最も重要な「共通の目的」が
浸透するはずはありません。

「協同意欲」は、仕事へのモチベーション、
組織に対する貢献意欲、チームワーク等を指します。
仕事や組織、共に働く仲間への誇りや絆)と同じ概念といって
良いと思います。各個人でできることには限界がありますので、
互いに役割分担して協力しあい、強みを発揮することで、
大きな成果を生み出すのが組織の価値です。

どんな組織も、リーダーが「組織の目的」をどのように作り上げ、
どう浸透させていくかによって社員の意欲が変わり、
結果として仕事の成果が変わります。
つまり「ミッション」「コミュニケーション」「エンゲージメント」
が互いに関連しあって、
「組織」が成立し、組織の望む成果を生み出せます

今一度振り返って自院を分析してみてください。

コミュニケーションのバージョン3.0

コミュニケーションは
人間とって必ずしも必要なもので
人間関係、売り上げにも左右します。

コミュニケーションもレベルがあり、
ぜひ、目指してもらいたい
コミュニケーションを今回お伝えできればと思います。

レベル1
コミュニケーション1.0
まずは、恋愛で誰と誰がくっついたとか、
誰々がスキャンダルを起こしたとか
よく話の中で聞くかと思います。

人間は、人の噂話が好きな生き物です。
噂話と並んで話題に挙げやすいのが、
天気の話だったり、
最近のニュースだったり、直近の仕事など、
今自分が直面している物事の話です。

このような話題は正直誰でも思いつくものなので、
コミュニケーション1.0と定義しています。

噂話や物事の話が必ずしも悪いわけではありませんし、
入り口としては当たり障りがなく、
話しかけるきっかけづくりになりやすいです。

しかし、それだけに終始してしまうと、
あまり印象に残らない会話になってしまいます。
要するに印象、存在が薄くなってしまいます。

レベル2
コミュニケーション2.0
では、次の次元であるコミュニケーション2.0とは、
“自分の考えを話すこと”です。

他の人からは聞けない、オリジナリティがあって
中身が伴う会話ができれば、
この人の話をもっと聞いてみたい!となります。

人気のあるYoutuberの話、有名なお笑い芸人の話を聞いてみると、
やはりその人独自の考えを
話していることに気づかされます
ぜひ、自分の考えを世の中に発信していきましょう。

レベル3
コミュニケーション3.0
さて、いよいよコミュニケーション3.0です。
コミュニケーション2.0ができていれば十分ではあるのですが

コミュニケーション3は
「共感コミュニケーション」と
「驚嘆コミュニケーション」の2つ

「人の話を聞く以外の方法で、その人が何を好んでいるかを知ろうと思うなら、
いろいろと話題を変えて話すといいです。

その人があくびをしたり、嫌な顔をせず、
じっと注目しているのであれば、
間違いなくそれこそが相手の好む話題だ。」

相手はどんなことが好きなのか、
まず興味を引くテーマを見つけるべく、

会話をしながら探るという方法。

そして共感してもらえる土台を作ります。

相手が興味のない話をしても、右から左に抜けてしまって頭に入ってきません。

そのため、相手が聞きたい話題を見つけることが先決ですが、
これには豊富な話題を持っていることが条件となります。

そして、もう1つの
「驚嘆コミュニケーション」とは、いわゆる
意図的にサプライズを仕掛けることをいいます。

平凡な日常をぶち破るような
刺激的なサプライズを意図的に用いることです。

方言、大きなリアクション、トーク、ストーリー

今まで出会ったことない話

そんな驚嘆コミュニケーションができれば、

必ず人の心に残ります。ぜひ、意識して実践してみましょう

視線誘導を意識したWebデザインとは?

そもそも「視線誘導」とは
人の視線の流れを意図的にコントロールするために
用いられる方法の一つで、
特に絵画、写真、映画、漫画などの世界で使われています。
Webサイトやゲームなどをデザインするうえで
重要な技術となっています。

視線誘導を意識してデザインをすると、
情報の重要度に応じた順序で
回覧するよう、意図的にコントロールすることが可能になります。

それにより、
ストレスなく画面を閲覧・巡回・操作できるようになるため、
サービスに対するアクセス頻度や
滞在時間が自然と高まり、情報の伝達度も高まります。

他にも視線誘導の目的として
注目している場所から注意を逸らし、
より誘導したい場所に視線を移動させることで、
狙い通りの効果へと導きます。

次にどのようなアクションを行えば良いかを知らせ、
その通りの移動にスムーズに導きます。

また、視線誘導にはいくつかの代表的なパターンがあります。
その中で特に重要となる4つの視線の動きについて解説します。

Z型
「Z型」は、ユーザーの視線が左上、右上、左下、右下の順番に「Z」の
文字を描くように動くとする考え方です。

このラインにそって情報を配置することで、
理想とする効果へスムーズにユーザーを導くことができます。

F型
「F型」は、左上から始まる点では他のパターンと同じ考え方ですが、
左上から右上に視線を移動させ、左に視線を戻し下に向かって視線を移してから、
再度右方向に読み進めるを繰り返していき、
アルファベットの「F」を描くような順番で視線が動くとする考え方です。

F型はリピーターによく見られる視野の動きとされており、
見落とした内容を確認する場合に多く見られます。

また、商品説明のテキストが中心であるサイトや、
文字の多いニュースサイトの多くがF型レイアウトになっており、
テキストが多いページやコンテンツを読ませたいサイトに向いています。

N型
「N型」は、ユーザーの視線が右上→右下→左上→左下とアルファベットの「N」のよう
に動くことからこのように呼ばれており、
日本語で書かれた新聞や雑誌など、縦組みの書籍に多く用いられています。


Webデザインにおける視線誘導は非常に重要
視線誘導がうまくいっていないWebデザインは
ユーザーにストレスを与えるだけではなく、
情報提供者の目的にも悪影響を及ぼします。

また、複雑な構造や分かりにくい画面構成がなされていると、
サービスの追加や機能拡張のたびに改修が必要となり、
コストが増大します。

人の視線の動きは無意識に生まれるものですが、こ
の動きを理解してデザインすれば、
ユーザーはストレスを感じることなく必要な情報に触れることができます。

また企業にとっても、Webサイトの目的を達成しクリックを
アップさせることにつながりますので、
視線誘導はデザインを行う上で
極めて重要な要素であるといえるでしょう。

ぜひ、ホームページをリニューアルする際に

視線誘導を考えたものを作成しましょう。

仕事を任せるために

スタッフから見て、
こんな仕事の任せられ方はごめんだと
感じる頼み方は大きく分けて3つあります。

1現状の忙しさや業務量を気にせず頼んでくる

2不安を訴えても「大丈夫!何事もやってみないと!」
と取り合ってくれない

3いちいち何事も口を出してくる

こんな頼み方をされると、スタッフのやる気は低下し、
関係悪化にも陥りかねません。
そうならないための方法をお伝えします。

任せられる仕事か?チェックリスト
仕事は、何でも任せられるものばかりではありません。
本当に任せて問題ないかをチェックしてみましょう。

・リスク(影響範囲)を考慮する
ミスやトラブルが発生した場合、
飼い主さまに大きな悪影響を与える業務もあります。
スタッフに切り出すことを
慎重に判断する必要があります。

・大きなトラブルに発展しないよう進捗確認を必ず行う(頼みっぱなしにしない)
依頼したら任せっぱなしで一切その業務に関与しない、
ということがないよう、
仕事の状況やクオリティについて適宜チェックを行いましょう
(「半分出来たら、ちょっと持ってきて」「1時間やったら見せて」など)。

・権限を考慮する
働くうえでのルールを逸脱しない範囲で仕事を任せることが大前提です。

・任せる側の心構えを変える

嫌な顔をされるから自分でやった方が早い、
という方にお伝えしたいのは、
「嫌な顔をされるのは当たり前」ということです。

管理職の宿命、義務と捉え、覚悟する必要があります。
任せることはスタッフの育成につながり、
組織のためになる大切な業務です。
「無理を承知で仕事を任せる」と意識を変えましょう。

次に、任せたら信頼しましょう。
特に、これまであなたがやってきた仕事を任せる場合、
方法や進捗が気になってしまうことがあります。
せっかく思い切って仕事を任せたのに、あれやこれやと口出しをしていては、
相手は面白くありません。加えて、任せたはずのあなたからはいつまでたっても仕事が離れない、
という悪循環に陥ってしまいます。

進捗把握にとどめ、課題と自分の課題に線を引くことが大切です。
初めてその業務を行う人では気づかない点などを注意するにとどめましょう。

・任せられる側の業務量を考える

任された仕事に挑戦できる環境を整えるには、
まず任せる相手の業務量を考える必要があります。
これを測らずに任せると
「無理です」「できません。手一杯です」と断られる可能性が高いからです。
当然、一人一人抱えることのできる仕事の量は違います。
検討する際は「質」と「量」のバランスを意識しましょう。

・時間外勤務が多発、もしくは長時間かかっている業務に注目する
業務量を考えましょう。残業が多い、
時間のかかる仕事を抱えている、など、
現在行っている仕事を勤務時間内で遂行することが難しい相手に、
新たに仕事を追加するのでは、より残業時間が増えてしまうだけです。

・業務の難易度を考える
担当している業務が少なくても、難易度の高い仕事を抱えている場合、
新たに未経験の仕事を任せることは難しいでしょう。
その場合、ルーティン業務を任せてみるなどバランスを意識しましょう。
日次・週次・月次で行っている定例的な業務は、イレギュラーが発生しにくいため、
任せられるスタッフも予定の見通しが立てやすく、精神的な負担が軽くなります。

反対に、簡単な仕事ばかり抱えているなら
「雑用ばかり頼まれる」と感じているかもしれません。
仕事の「難易度」と「階層」は見合ったものにする必要があります。

・相手の締め切り量を考える
たとえ難しい仕事でなくとも、
締め切りを多く抱えている部下に任せることは任せた側も催促しにくく、
急がせればミスにつながる可能性があります。
締め切りを多く抱えている状態で
初めての業務を任せることは、リスク管理の面からも危険と言えます。


このように、
スタッフに仕事を頼んだ際に「嫌な顔をされない」ためにも、

部下の業務量が正当かどうかを
常に把握しておくことが望ましいでしょう。
スタッフがやらなくてもいい仕事を抱えていないか、
現在の負担度を適正なものにし、任せられる状況を作り出すことが大切です。

ストーリーテリング

ストーリーテリングとは
ストーリーを語れば
聞き手の共感を得て行動しやすくなることです。

例を言えば、子供に桃太郎などの本を聞かせるのと
同じようなイメージになります。

ストーリーテリング
ビジネスにとっても大きな効果をもたらします。

動物病院でも飼い主様とお話しする際に
利用できるものなので
その3つの効果と理由をお伝えします。

「ストーリー」とは情報やファクト、データの羅列でなく一つの物語として
人を感情的に惹きつけるもの=「面白いもの」というのが
根本的なものです。

そんなストーリーを効果的に伝えていく
手法であるストーリーテリングには
主に以下の3つの効果が期待できます。

1. 共感を得やすくなる
聞き手の背景や考え方に共通するような点を
含むストーリーを語ることができれば、
聞き手の共感を得て、語り手の意図した行動をとってくれやすくなります。
もちろん、相手のことを度外視したような内容では、
たとえどんなにストーリーを語ったとしても共感を得ることはできません。
相手のことをよく考えた上で、どんなストーリーを語っていくかが重要 です。

2. 聞き手の記憶に残りやすくなる
スタンフォード大学では、ストーリーを交えて語ることによって
通常の22倍も記憶に残りやすくなるという研究結果が出ています。
単純に情報だけが伝えられるより、
例としてストーリーを語ることで印象に残りやすく、
相手の記憶により深く刻むことができるのです。

ビジネスの世界ではプレゼンテーションや提案、
コミュニケーションの後でいかに成果へ結びつけられるかが重要になるため、
しっかり記憶に残してもらう必要があります。
その点、ストーリーを交えて語ることで
通常の何倍も印象に残すことができれば
最終的な結果が大きく変わるのもうなずけます。

3. 感情を動かし行動につなげやすくなる
ストーリーを語り、聞くものの五感に訴えることで、

伝えたいことの背景
影響度合い
重要性
などをより深く伝え、感情を動かすことができます。
ストーリーが興味深く、感動を誘うような内容で、
伝え方が印象的なものであれば多くの聞き手の心を揺さぶり、
相手に望む行動を起こすようになるでしょう。

ぜひ、相手に何かを行動してもらいたいときは
ストーリーテリングを活用して下さい。

チラシづくりの基礎

フィラリア時期は
院内掲示などで
チラシを作成することが多いと思います。
ただ、何を伝えたいかがわからないことが
多々あります。

その際の注意すべき
作成のポイントをお伝えします。

第一に
そのチラシを「誰に伝えたいか」をターゲットを考える

フィラリアの予防薬
のチラシを想像して下さい。

「具体的に誰」に読んでもらいたいか考えたことがありますか?
いわゆる「ターゲット」と呼ばれているものですが、
ここを具体的にイメージ出来ているかが、
チラシの当たり外れに直結します。

この「具体的に誰に伝えたいか」という考え
はチラシづくりの際にもっとも大事なことです。

「言われなくても、分かってるよ!」という感じですが、
一旦、原点に立ち返ることが大切です。


ポイント② お得な「キャンペーン情報」で限定&特別感を演出!


ターゲットが決まったら次は、その方たちに「
何を伝えたいか」を考えていきます。
ポイントから先に伝えると、チラシには必ず「お得な情報」を入れましょう!

みなさん、折り込みチラシを見る時は
「週末に楽しいイベントやってたりしないかな~?」
「何か安いものはないかな~?」とお得な情報を無意識に探していませんか?

チラシを読む側も得な情報を期待していますから、その期待に応える必要があります。
なので、期間限定の無料キャンペーン、割引クーポン、
「今ならお得だし、ちょっと行ってみようか?」
と感じる内容をチラシに入れるのがポイントです!

その期待にきちんと応える内容が含まれていれば、
即効性があり、集客に繋がっていきます。

「お得なキャンペーン」というのは
価格を単純に下げれば良いというわけではありません。
期間限定感をだして、「お得に感じるように見せる」のが秘訣です~!

ポイント③なぜ「その商品」なのか?強みをアピール&リサーチ
ポイント③は、チラシにお得情報の他、「院内の強み」を入れることです。

「強み」とは競合になくて自院にあるもののことですが、
他ではなくて「うちを選んだらGOODな理由」をアピールしましょう。
しかし、強みをこれでもか!と並べてアピールするのは良くありません

「強み」に関してはターゲットの
興味関心のあること組み合わせてください。


ぜひ、一度チラシを作る前に考えていただければと思います。

病院のメディア化成功の鍵は「デジタルとアナログの融合」

現代のメディア化はデジタルによる広告、
マーケティングを実施することが多いですが、

本当の意味で
動物病院のメディア化を成功させるためには
従来のアナログマーケティングを
組み込んでいくことが求められます。

その理由を分かりやすく、かつ端的に説明すると、
「顧客はデジタルだけ、アナログだけで生きているわけではなく、
それらを跨いで、行き来しながら生活しているから」です。

デジタルマーケティングを行えば認知は伸びるでしょう。
しかしながら、
深く理解できていないサービスを
その後すぐリピートという流れにはなりません。

したがって、より濃くコミュニケーションをとることが出来る
アナログの手法がここで必要となってくるのです。

実際にリアル店舗を「認知」の場とし、
実体験による感動を活かして消費者を集め、

「購入」はネットに流すといった手法を
用いているやり方も存在しています。

これらの事から、
デジタルとアナログの融合が
重要になっていくのは必然といえるでしょう。

デジタル・アナログの
「特徴を理解し、戦略に組み込む」

デジタル・アナログでそれぞれ強み・弱みが
存在しその強み弱みを理解したうえで活用することが求められます。

また、デジタル、アナログを有効活用するために、
マーケティングを行う上での目的を明確にさせ、
その目的に沿った使い分けが必要となってきます。