動物病院のための経営支援ブログ

動物病院経営ブログ 動物病院経営コンサルタント 

数字に強くなるには?

数字が強いというのは
数字というのは計算が早い、
頭がいいということではありません。

結論からいうと
数字を上手く利用し、
自分のものにすることです。

具体的になにかということをご紹介します。

①数字から言語への翻訳=仮説立案の上達

例えば健診キャンペーンを行ったとして

売上があがったとしてもなぜあがったとうことを
数字に表し、それを推測することです。

ただ健診の数が増えただけではなく、
どの年代が健診を受けるようになったか
どの犬種が受けているか
どの時間に受けているのが多いのか

それを数字で、仮説をたてると
どうすれば売上につながるかの傾向が見えるかもしれません。

この数字推定力を鍛えるには
フェルミ推定を行うことです。

フェルミ推定とは
ある数について、自分の脳の中にあるものから
だいだいの予測をすることです。

例えば、日本全国の犬は何匹いるかという質問に対して

日本の人口は1億2千万人
世帯数=1世帯数あたり2~3人住んでいる?
1世帯あたり=1億2千万÷3=3400万
犬の数は⇒3~4世帯くらいに1匹飼っている?
3400万÷4=850万
3400万÷3=1100万
=850万~1100万
平均をとると1950÷2=975匹
とざっくりした推定をすることです。

外資コンサルタント
この推定力が必須になっております。

これを日頃から続けることによって
何かの問に対して理論的にものごとを考えることができ
より確実な経営力をつけることができます。


②言語から数字への翻訳=説得力が増す
健診、ノミ、マダニ、フィラリア、SDMA、スケーリングであったり
なにを勧めるとき、理解してもらうときに数字を使って説明をします。
例えば、マダニの薬を説明するとき

SFTSというマダニが媒介するウイルス感染症があります。
その感染症
現在、日本全国で498人の人が感染したという報告があって、
致死率は6%~30%までと言われてます。

と数字を使うことでより説得力が増します。

何かを説明するときは数字に基づく説明をすると
より理解してもらうことができるでしょう