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報連相ができない部下の心理

報連相ができないスタッフに悩む時は、

そのスタッフの心理状況を
把握することが非常に大切です。

報連相ができないスタッフの心理として
よくある3つの考え方がこちらです。

・ミスの追及を避けたい
・「自分の力で解決させたい」と強く思っている
・先生の時間を奪うことが申し訳ないと思ってしまう

1つずつ具体例を併せて紹介します。

ミスの追及を避けたい
先生とスタッフの間に
適切なコミュニケーションが取れていない場合、

スタッフはミスの追求を避けたい心理で
報連相ができない場合があります。

例えば、以前何かのミスをスタッフに報告した際に、
威圧的な態度や厳しい言葉をかけられた経験によって
何かを報告することへの恐怖感が芽生えます。

この場合の先生としての解決策は、
普段から適切なコミュニケーションを心がけることです。

具体的には、部下が何か報告してきた際には
まず受け入れ認めること、普段からスタッフの
意見を聞き入れるよう話を
投げかけるといった行動が良いでしょう。

「自分の力で解決させたい」と強く思っている
「自分で解決したい」と強く思う心理によって
報連相ができないスタッフもいます。
「先生に頼ることは迷惑なのではないか」という不安な考えは、
先生に相談や報告を行うことの恐怖心が原因として考えられます。

また「自分一人の力で乗り越えてみせる」という
高いプライドによって

相談する行為を弱みを見せることと捉え、
相談や連絡のメリットや必要性を感じられていないことが
他に原因として考えれられます。

「自分の力で解決させたい」と強く思い報連相を怠ると
業務上のミスや誤りが起きた際に把握できずトラブルになる
可能性が高まります。

そのための解決策として、報連相を行うルールを明示することが必要です。
具体的には、毎朝その日の仕事

の流れを報告する、終業前に進行状況や不安点などを連絡すると
いったことがあげられます。

スタッフが無理せず取り組めることが重要であるため、

ルールの内容はスタッフも
納得できるよう相談し決定すると良いでしょう。

先生の時間を奪うことが申し訳ないと思ってしまう
「時間や手間を取らせるのが申し訳ない」

という気持ちによって
報連相ができないスタッフもいます。
この心理状況としては

「相手の時間を自分に使ってもらうことに抵抗がある」という
ためらいや、
「仕事ができないスタッフとレッテルをはられるかも」
という不安な気持ちがあります。

部下が「申し訳ない」と強く思ってしま
う理由は先生の言動にあります。

例えば、同じ院内にいるとき
先生は「忙しい」が口癖で常に多忙な様子である、
先生が自らの業務量や重要感を

遠回しに伝えてくるなど、そういった
多忙で余裕がなさそう姿はスタッフにとって時間を

取らせてはいけないと思わせることとなります。
またスタッフとの対話において、

常に眉間にシワをよせた難しい表情でいる、
よく時計を確認し時間を気にしているなど、

これらは些細な癖かもしれませんが
スタッフにとっては先生に対し遠慮がちになるきっかけになります。

「申し訳ない」と思ってしまうスタッフに対しては
先生自身の言動を改めスタッフと向き合うことが大切です。

このような日々の言動を改めることで信頼関係が生まれ
、スタッフにとっても報連相を行いやすい関係となるでしょう。